*CLEAR WARMTH CLEAR WARMTH(2)【ツォンルー】 ソファに腰を下ろしながらも上体は真横に反らされている―――その状態で、ツォンはルーファウスの要望に応える如く、口づけを繰り返していた。 とても不思議な関係だと思う。 だがそう思う反面、この日にこうして二人でいられる事... 2021.02.09 *CLEAR WARMTH
*CLEAR WARMTH CLEAR WARMTH(1)【ツォンルー】 胸騒ぎがしていた。 それは、もうずっと前からだったように思う。 確実なのは、セフィロスが敵という立場になって神羅から離れ、それを追うようになった頃にはもうこの予感があったという事。 しかし今日は、何でこんなにも... 2021.02.09 *CLEAR WARMTH
*CLEAR WARMTH CLEAR WARMTH<TOP>【ツォンルー】 インフォメーション ■SERIOUS●MORE LONG 厭な予感がする―――いかないでほしい。そう思うものの、神羅カンパニーの社長という立場から古代種の神殿にツォンを送りこむルーファウス。その前夜から神羅崩壊後にいたるまでの... 2021.02.09 *CLEAR WARMTH
*STRAY PIECE STRAY PIECE(70)【ツォンルー】 70:幸せの欠片を探し続けて 「普通通り仕事に励んでいます。最近はまたルードと良く飲みに行っているようですね。今日も行きつけのバーに行くだとかで」 「…そうか」 マリアの時と同じようにそう頷いたル... 2021.01.21 *STRAY PIECE
*STRAY PIECE STRAY PIECE(69)【ツォンルー】 69:格好悪いくらいが丁度良い カラン、そう音が鳴ってグラスが揺れる。 謹慎処分なんて餓鬼じゃあるまいし―――――、 そう思いながらグラスを揺らすその姿は、その店にとって相当久しぶりのも... 2021.01.21 *STRAY PIECE
*STRAY PIECE STRAY PIECE(68)【ツォンルー】 68:ピリオド 今、銃を発砲したら―――――ルーファウスは微塵も抵抗しないだろう。 何しろ自ら撃ち抜けと令する人なのだ、それは当然だろう。 そしてもしルーファウスごとあの男を撃ち抜けば、きっとあの... 2021.01.21 *STRAY PIECE
*STRAY PIECE STRAY PIECE(67)【ツォンルー】 67:軌道修正と最後の願い 「駄目――――!!やめて、サインなんかしないで!!」 ビクッ、として思わず万年筆が手から滑り落ちる。 それと同時に、ルーファウスの左手を握りこんでいた男の手がすっと離れ... 2021.01.08 *STRAY PIECE
*STRAY PIECE STRAY PIECE(66)【ツォンルー】 66:受け継がれた”遊び” 目の前がゆらりとしている。 その中でルーファウスは、かつてあの純血種が褒めた自分の狩猟の腕について思い返していた。 さすがですね、純血種はそう言っていたか。... 2021.01.08 *STRAY PIECE
*STRAY PIECE STRAY PIECE(65)【ツォンルー】 65:黒幕は誰だ? 走り続けたせいで息がぜえはあと切れていた。 それでも敵を追い詰めることが出来れば、息なんて絶えても良い。 そう思いながら走り続けて中庭にまで身を躍らすと、その広大な... 2021.01.08 *STRAY PIECE
*STRAY PIECE STRAY PIECE(64)【ツォンルー】 64:小さな手に引かれて 誰かに手を引かれている。 暗がりの中でルーファウスが理解したのはその感覚だった。 レノはあの金髪の男に向かっていったのだから、この手はレノの手ではない。勿論... 2021.01.03 *STRAY PIECE
*STRAY PIECE STRAY PIECE(63)【ツォンルー】 63:金髪の悪童 立食パーティである為に、恐ろしいほどの人垣が出来ている。 それなのにそこだけ奇異に感じたのは、そのテーブルにだけ“普通ではないもの”が置いてあったからだろう。 普通... 2021.01.03 *STRAY PIECE
*STRAY PIECE STRAY PIECE(62)【ツォンルー】 62:情報共有 「何てことをしたんだ!分かってるのか、お前は“身辺”警護なんだぞ!今回の件は確かに個人的な依頼だったかもしれないが、内容としては任務のそれに匹敵しているんだ。そのくらい分かるだろ... 2020.12.16 *STRAY PIECE
*STRAY PIECE STRAY PIECE(61)【ツォンルー】 61:焦燥と遭遇と 会場は俄かざわめいていた。 先ほど響いた破壊音が問題だったのだろう、VIP達は顔をしかめながら口々に何かを囁きあっている。 そんな不穏な雰囲気を払拭すべくプレジデ... 2020.12.16 *STRAY PIECE
*STRAY PIECE STRAY PIECE(60)【ツォンルー】 60:潜入 「すみません、マダム」 眼前のメイドが申し訳なさそうにそう言って頭を下げてくるのを、マリアは悠然と笑いながら躱す。 マダムなどと呼ばれる身分ではないのだが、此処はそれを貫き通... 2020.12.16 *STRAY PIECE