Diary of CLOUD(4)【セフィクラ】

*Diary of CLOUD

Diary of CLOUD / あなたじゃない

『セフィロスが呼んでたぜ』

訓練が終わった直後に、俺はそんなふうに呼び止められた。
誰?…ああ、ソルジャーか。
あなたから見たら使い捨て程度の、程度の低いソルジャーだよね。
分かりました、お疲れ様です、俺は丁寧に挨拶なんかする。
本当は反吐が出るよ。

指定された場所で、俺はあなたを待つ。
十分位待って、あなたはやっと現れた。
だけど今日は変だよ、あなた以外にも人がいる。
俺はいつものように滅茶苦茶なセックスを強いられるもんだと思ってたけど、
今日は違うのかもしれない。

『すまんな。遅れた』

大丈夫だよ。
そう答えながら、あなたの後ろにいる人間が気になって仕方無い。
ねえ、そいつら誰?
あなたには似合わないよ。

『さあ、いつも通りだ。分かってるな?』

コクリと頷いて、俺はいつもと同じように“準備”をした。
俺が服を脱ぐ様子を、あなたはじっと見てる。
できたよ、そう合図する俺に、あなたは「良い子だ」なんて言う。
気味が悪い。
ああ、そうだ。忘れてたよ。目を隠さないといけないんだよね?
でもさ、これって意味がある訳?
視界は真っ暗。とはいっても実際の外も暗いけど。
これでもう、あなたの顔も見えないよ。

『随分と従順な犬だな』

『そりゃそうだろうさ。何てったって…なあ?』

『はッ、それもそうだ。だったら俺らのなんかヌルいかもしんないなあ』

『存分に楽しませて貰えると思えば良いじゃないか』

『そうだな。何せ、慣れてるらしいからな。…ふん、価値も無い』

俺はイラつく。
誰だか分からない。でもきっと“ソルジャー”なんだろうな。
あなたは何も言わないんだね?
俺がこんなふうに言われてても。

大体の予想はついてるけど、やっぱり嫌だった。
でもあなたが望んだ事なら、俺は何も言えない。言いたいけど、言えないよ。
大体、言ったところでどうにもならない事だって分かってる。

『お前のご主人様はどんなセックスすんのかなあ…ねえ、クラウド君?』

生暖かい手の感触。
違う。こんなんじゃないよ、あなたの手じゃないよ。
触られたかと思えば、今度は突然、頭に鈍い痛み。クラクラする。
コンクリートの冷たさが体に浸透してる。

口をこじ開けられて、その中に誰のかも知らないアレを押し込まれた。
勃たせろっていうらしい。噛み切ってやりたかったけど、でも…。

『なあ、あんたも何か言ってやってよ。コイツ、あんたの事なら言うこと聞くだろ』

遠くから、あなたの声が続いた。

『クラウド。口は大きく開けるものだぞ』

俺は言われた通りいつものように奉仕し始める。
その内、かがむようにと髪を鷲摑みにされて、そのままコンクリートに打ち付けられた。
また、クラクラする。

『ほら、口は大きくだってさあ』

よろよろしながら俺は四足歩行の動物みたいにかがむ。
相変わらず舌で奉仕し続けなきゃいけない。だけど上手くいかない。
後ろから突っ込まれた振動で、これじゃ冗談じゃなく噛み切っちゃいそうだよ。
息苦しい。悔しい。
だから。

だからね、今この体を弄んでいるのが、あなただって。

そう思い込もう。

 

 

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