●MEDIUM

ヴィンクラ

65000ギルの憂鬱(1)【ヴィンクラ】

インフォメーション ■POP●MEDIUM クラウド率いるパーティは貧乏だった…リーダー・クラウドの悩みは重い!? 65000ギルの憂鬱:ヴィンセント×クラウド   「駄目だ…金が…ない…!」 ある日...
ツォンルー

ここにいる(3)【ツォンルー】

    スペアキーで家に入り、ツォンの帰宅を待ちながら寝に入る。そんな日々が緩やかに続いていた。 以前は神羅内で少し顔を合わせる機会もあったものの、今はそれすらない。それは何だか少し寂しかったものである。 痺れをき...
ツォンルー

ここにいる(2)【ツォンルー】

    闇が覆う部屋で、言葉だけが交錯していた。 そこは、ある組織の司令室である。殺伐とした部屋の中で、時計の針の進む音だけが鳴り響いていた。 時刻は午前1:00。 今この部屋には数十名の組織員がいる。どれも...
ツォンルー

ここにいる(1)【ツォンルー】

インフォメーション ■SWEET●MEDIUM 他でもないツォンの言葉だったから、信じていたいんだ。 ここにいる:ツォン×ルーファウス   初めて口付けを交わしたときのことを、覚えている。 ほんの少し試すみたいに...
ツォンルー

愛鍵(3)【ツォンルー】

    翌日。何だか映画みたいな昨晩が忘れられなくて、ツォンは珍しくぼうっとしていた。 昨日あんなふうに過ごしたばかりだから、ルーファウスと次にデートをするのはもう少し先の話である。 それでも今日は、社内で「おはよ...
ツォンルー

愛鍵(H)【ツォンルー】

  甘い雰囲気のままにソファになだれ込んだ二人は、体勢が変わっても同じようにみつめあっていた。 こんなふうに甘い雰囲気になるのは久々で、もう少し浸っていたいような気持ちにさせる。しかし、このまま時を過ごすには、やはり時間がたり...
ツォンルー

愛鍵(2)【ツォンルー】

  そんな食事が終わり、さて帰ろうとなったとき、やはりルーファウスはお決まりパターンでこう零した。 「まだ帰りたくないな…」 ルーファウスがそう言うときは大体、車内である。 夜の静けさの中、車内灯もつけぬままにそう...
ツォンルー

愛鍵(1)【ツォンルー】

インフォメーション ■SWEET●MEDIUM ★選 合鍵が欲しいと言うルー様。だけど使う気配は0…!? 愛鍵:ツォン×ルーファウス   「合鍵が欲しい!」 唐突そうせがんできたルーファウスに、ツォンはビックリし...
セフィクラ

一本の煙草(H2)【セフィクラ】

  「はあ…はあ…」 疲れたような息遣いの中、クラウドはそっと目を開けた。 ちょっとでも顔を起こせば、そこにはセフィロスの顔がある。それでも何だか今は見る気分になれなかった。 きっとセフィロスは今の自分の一部始終を...
セフィクラ

一本の煙草(H1)【セフィクラ】

  女ほどではないにしても、滑らかに指を吸い付かせるその肌は、セフィロスの行為を簡単に受け入れてくる。慣れは勿論あったけれど、そうする度にその肌は欲求を昂ぶらせた。 すぐに先ほどの続きをするように鎖骨に口付けると、その辺りを唾...
セフィクラ

一本の煙草(3)【セフィクラ】

    一本の煙草。 それを箱から取り出したセフィロスは、口に咥えて火をつけた。シュッ、と音がして、息を吸い込むのと同時にパチパチと燃えていく。 それを見ながら、クラウドは疲れきった身体をソファの上で投げ出していた...
セフィクラ

一本の煙草(2)【セフィクラ】

  セフィロスに呼び出されて部屋に行くと、その部屋は白く煙っていた。ふとテーブルの上の銀細工の灰皿を見ると、そこには山のように吸殻があった。 少しは片付ければ良いのに、と思いながらクラウドはそれを眺める。 「クラウド、今...
セフィクラ

一本の煙草(1)【セフィクラ】

インフォメーション ■SERIOUS●MEDIUM ★選 その煙草の苦味を分かりたいと思ってた…。  一本の煙草:セフィロス×クラウド   「オヤジ。煙草、くれよ」 街角でこじんまりしてる、薄汚れた店。...
ツォンルー

告白の木(4)【ツォンルー】

    トゥルルル…!   「?」 と、その時。 地面に落ちたままの携帯電話がけたたましく鳴り響いた。 気力の全てを一気に失ったかのような状態だったルーファウスは、それが社用携帯であることも忘れ、...
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