ボーイズラブ小説「壁穴DAYS」専用カテゴリです。
壁穴DAYS【TOP】★コチラを最初にお読みください♪★
<あらすじ>
男子大学生・亘理夕は、ある朝アパートの壁に人間が通れるほどのデカすぎる穴が開いているのを発見した。
一体何が起こったのか!?
突如開いたでっかい穴と恋のものがたり。
...
壁穴DAYS 【06:時にそれは】
「あ、あのな安岡!いくら俺が男と付き合ってたからって…その、そーいう慰めとか要らないからさ。そりゃ…逸見とのことはショックだから暫く落ち込むとは思うけど…でもお前がそんなに頑張らなくたって…」
「慰めじゃないって。単に作戦だか...
壁穴DAYS 【05:そこにモアイ 】
「うん…まあ…じゃあ」
「じゃあって何だ、じゃあって。この安岡が来てやってるというのに」
「モアイのくせに」
「あぁ?」
ジャンボな穴のことは気になるが、とりあえず今は安岡の好意を無碍にしないようにし...
壁穴DAYS 【04:記憶の淵 】
目が覚めたのは、たっぷり八時間眠った後のことだった。
目覚めてすぐに気づいたのは、そこが自分の家だということ。視界にはあの天井があり、ふと右に視線を遣ると例の穴が――。
「あ…れ?」
夕はぼやけた思...
壁穴DAYS 【03:隙間に手 】
ざまあみろ、と夕は思う。
まさかこんなドラマの中でしか見たことのないような行為を自分がするとは思ってもみなかったが、それでもそうできた後は少し、ほんの少しだけはすっきりしたように思う。
ざまあみろ、ざまあ...
壁穴DAYS 【02:心に傷】
そうだ――大した悩みなんかじゃない、大した愚痴なんかじゃない。
世の中にはもっと苦しんでいる人だっているし、もっと辛い気持ちを抱えている人がいるんだから。そう思えば自分の悩みなんて地球のゴミくずも同然じゃないか。
...
壁穴DAYS 【01:壁に穴】
このオンボロアパートにはつい最近引っ越してきた。
格安物件、っていうやつだ。
こういう格安物件というのは得てして曰くがあったりするものだが、このオンボロアパートに関してはそういうものは一切ないらしい。つまり、ただ...