オリジナル小説

*壁穴DAYS

壁穴DAYS【TOP】★コチラを最初にお読みください♪★

<あらすじ> 男子大学生・亘理夕は、ある朝アパートの壁に人間が通れるほどのデカすぎる穴が開いているのを発見した。 一体何が起こったのか!? 突如開いたでっかい穴と恋のものがたり。 ...
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壁穴DAYS 【06:時にそれは】

「あ、あのな安岡!いくら俺が男と付き合ってたからって…その、そーいう慰めとか要らないからさ。そりゃ…逸見とのことはショックだから暫く落ち込むとは思うけど…でもお前がそんなに頑張らなくたって…」 「慰めじゃないって。単に作戦だか...
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壁穴DAYS 【05:そこにモアイ 】

「うん…まあ…じゃあ」 「じゃあって何だ、じゃあって。この安岡が来てやってるというのに」 「モアイのくせに」 「あぁ?」 ジャンボな穴のことは気になるが、とりあえず今は安岡の好意を無碍にしないようにし...
*壁穴DAYS

壁穴DAYS 【04:記憶の淵 】

目が覚めたのは、たっぷり八時間眠った後のことだった。 目覚めてすぐに気づいたのは、そこが自分の家だということ。視界にはあの天井があり、ふと右に視線を遣ると例の穴が――。 「あ…れ?」 夕はぼやけた思...
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壁穴DAYS 【03:隙間に手 】

ざまあみろ、と夕は思う。 まさかこんなドラマの中でしか見たことのないような行為を自分がするとは思ってもみなかったが、それでもそうできた後は少し、ほんの少しだけはすっきりしたように思う。 ざまあみろ、ざまあ...
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壁穴DAYS 【02:心に傷】

そうだ――大した悩みなんかじゃない、大した愚痴なんかじゃない。 世の中にはもっと苦しんでいる人だっているし、もっと辛い気持ちを抱えている人がいるんだから。そう思えば自分の悩みなんて地球のゴミくずも同然じゃないか。 ...
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壁穴DAYS 【01:壁に穴】

このオンボロアパートにはつい最近引っ越してきた。 格安物件、っていうやつだ。 こういう格安物件というのは得てして曰くがあったりするものだが、このオンボロアパートに関してはそういうものは一切ないらしい。つまり、ただ...
*Cinderella

CINDERELLA【TOP】★コチラを最初にお読みください♪★

<あらすじ> ずっと男に間違えられながら生きてきたジュン。 女の子っぽいことには興味がない、恋愛だってしたことがない。 そんなジュンが、23歳にしてとうとう初恋をした。 しかもそれは、いきなりの同棲! 男だと思われなが...
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CINDERELLA 【12:王子様の本性】

晴れて…というか、俺とアカネは付き合うことになった。 この事実を一応兄貴にも伝えておいたけど、兄貴はしきりと、あの時浜瀬を泊まらせたりしなければ良かったと嘆いてた。ほんと、よく言うよ。俺が女だってことを熟知して...
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CINDERELLA 【11:YES】

茫然自失…まさにそんな気分。 俺はどっかの低脳ロボットになったみたいに、カタコトの言葉で仕事をしてた。多分俺のしゃべった言葉は全部カタカナだったろう。オキャクサマ、コチラデヨロシイデスカ…カタカタ、みたいな。 ...
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CINDERELLA 【10:魔法が切れた後】

ユリちゃんの電話番号を聞いて置いてよかった。 俺は迷った挙句にユリちゃんに電話して、その晩は泊めてもらうことにした。俺があんまりしょんぼりしてたからだろう、ユリちゃんは心配してくれたけど、全部を話したら、大丈夫...
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CINDERELLA 【09:シンデレラ】

シンデレラっていう童話がある。かなり有名な童話だし、誰だって一回は読んだことがあるだろう。 シンデレラは不幸な星の元に生まれたけど、魔法の馬車とガラスの靴でパーティに出かけて、王子様の心を掴んだ。でも、12時に...
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CINDERELLA 【08:距離とジレンマ】

最悪だった。 多分その日は、俺が知る中で一番最悪な日だった。 起きると既に昼過ぎで、頭がガンガンして、胃もムカムカするわ体はダルいわで俺は最悪のコンディションだった。何だかぼーっとする。それに加えてどうだ...
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CINDERELLA 【07:デート】

俺の今までの人生の中で、これほどにまで早い一週間があっただろうか。そう思うくらい、その一週間は早々と過ぎていってしまった。 約束の日、俺は仕事を早引きさせてもらって、待ち合わせの1時間以上前からそわそわしながら...
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