FF7セフィロス×クラウドの長編小説「Diary of CLOUD」専用のカテゴリです。
Diary of CLOUD(14)【セフィクラ】
Diary of CLOUD / 待ってて下さい
馬鹿みたいだ。今までのは一体何だったっていうんだ?
俺は、今日も訓練をサボって、思い出のあの倉庫に来ている。いつだったか、あなたが俺を縛りつけたあの錆びた剣がまだ転がっ...
Diary of CLOUD(13)【セフィクラ】
Diary of CLOUD / ニセモノ
「気が済んだか」
そう言うセフィロスの声が響いた。もう既に黒い服を着込み、今までの行為に余韻などはないといったようなふうである。それはいつもの事だったが、それでもクラウドを詰...
Diary of CLOUD(12)【セフィクラ】
Diary of CLOUD / 初めての「あなた」
そこは、いつもと違う場所だった。
アナタのプライベートな部屋に入るなんて、何だか不思議だね。
これは、俺からの初めての誘い。
アナタは不思議そうにしてい...
Diary of CLOUD(11)【セフィクラ】
Diary of CLOUD / 何が言いたいの
あれからというもの俺の顔を見てはバツが悪そうにしていたザックスは、どういう訳か俺を呼び出してきた。
少し表情が硬いね、ザックス。
当然かな?
兵舎の奥まで行く...
Diary of CLOUD(10)【セフィクラ】
Diary of CLOUD / そんなのは違う
俺はベットで横たわったまま、あの人の声を聞いていた。すぐ後に入ってきた医者と何か話している。
聞きなれない言葉が並んでる―――ねえ、何の話をしてるの?ううん、それより…...
Diary of CLOUD(9)【セフィクラ】
Diary of CLOUD / 違和感
著しく弱る身体で訓練を受け続けていたクラウドは、その日とうとう倒れた。
それは訓練中の出来事で、周囲には勿論数多くの訓練生がおり、その全ての人間がその様子を窺っていた。
...
Diary of CLOUD(8)【セフィクラ】
Diary of CLOUD / 教えて…
信じられないなんて、もう言えないよ。そうでしょ、ザックス?俺は哀れむようにこっちを見てるザックスの下半身に手を伸ばす。そこからスルリと忍ばせた指先に、まだ何も起こっていないザックス...
Diary of CLOUD(7)【セフィクラ】
Diary of CLOUD / 傷痕
神羅の定期健診で、俺は「赤」を出された。「赤」ってのは危険信号。
おかしな話だな、と思う。だって俺は神羅に入る時、体力で受かったようなもんだったのに。知能テストではギリギリだった...
Diary of CLOUD(6)【セフィクラ】
Diary of CLOUD / キャット
感覚は既に無くなっていた。体中が多くの傷に埋まっていく中で、クラウドは意識がまだある事が不思議だと思っていた。
周囲を囲むのは同じ訓練生達。勿論、見た事もない顔ばかりだった。だ...
Diary of CLOUD(5)【セフィクラ】
Diary of CLOUD / 快楽奴隷妄想
神羅の兵舎は薄暗い。俺は独りきりになって最近良く考える。ねえ、俺は何なの?あなたの快楽奴隷?ううん、それならまだ俺は良いよ。
でも―――何で?
他のくだらないソルジャー連中に抱かれる俺を黙っ...
Diary of CLOUD(4)【セフィクラ】
Diary of CLOUD / あなたじゃない
『セフィロスが呼んでたぜ』
訓練が終わった直後に、俺はそんなふうに呼び止められた。誰?…ああ、ソルジャーか。あなたから見たら使い捨て程度の、程度の低いソルジャーだよね。分かりました、お疲れ...
Diary of CLOUD(3)【セフィクラ】
Diary of CLOUD / 俺を笑う?
『どうした?暗~い顔なんかしてさ』
訓練後にたまたま会ってそう話しかけてきたのはザックス。
ソルジャーなのに、ザックスは身近な存在なんだ。
不思議だと思う。何で俺なんかに親しくするんだろ...
Diary of CLOUD(2)【セフィクラ】
Diary of CLOUD / ソルジャーの精神
今日の訓練は散々だった。
ソルジャーになりたいなら、これくらいパスしろという項目はいくつかあるけど、
今の俺には到底クリアできるとは思えない。
正直ソルジャーってのが俺に向いてるかどう...
Diary of CLOUD(1)【セフィクラ】
Diary of CLOUD / いつもの場所
どうしてこんな事になったんだろう。今ではそんなふうにしか思えないよ。何も知らなかった時の方が何倍か良かったって思うし、だけどこんな関係も離したくない気もする。不思議だよ。
今日もきっとあな...