FF7ザックス×クラウドの長編小説「GLOWFLY」専用のカテゴリです。
GLOWFLY*物語コメント【ザックラ】
GLOWFLY*物語コメント(2005/11/19)
お疲れ様でした!最後までお付き合い下さった方がいらっしゃいましたらば、心よりありがとうございます!
長らく書いてきたザックラ初の長編ですが、とうとうこうしてUPま...
GLOWFLY(30)【ザックラ】
この道の先に:30
そう思ったからザックスは、何の言葉を発して良いかも分からないその口に、ゆっくりとした笑みを作る。
もしこれが最後というなら…いや、“もし”という言葉もこの状況では確実と変わっているが、それである...
GLOWFLY(29)【ザックラ】
この道の先に:29
「クラウド!!」
叫んでその体を抱き起こすと、それを抱きかかえながらザッと車から飛び降りる。一瞬にして振り返った道の先には、見覚えのある甲冑をつけた兵士が数人走っていた。
神羅の...
GLOWFLY(28)【ザックラ】
この道の先に:28
ガッタン…
ガッタン…
デコボコの道を、トラックが走り抜けていく。
そのトラックに揺られて、時間はどんどんと過ぎていく。
そんなふうに過ぎゆく時間、ザックス...
GLOWFLY(27)【ザックラ】
この道の先に:27
とても――――幸せだった。
誰かが喜んで、笑う。
自分もそれが嬉しくて、笑う。
そこはそういう笑いに満ち溢れていて、とても幸せで、誰もこの幸せを奪うことなどできないだろうと...
GLOWFLY(26)【ザックラ】
真実の選択肢:26
明日からすぐに行動に出なければ、そういう気持ちで帰ったルヴィの家は、当然ながら安心できる場所ではなかった。
あの川原から戻ると、丁度道の分岐店で、苛々した調子のルヴィが待ち構えていたも...
GLOWFLY(25)【ザックラ】
真実の選択肢:25
その後、クラウドとの仲は「親友」という絆のまま繋がれていった。
勿論クラウドに対して犯してしまった過ちは、決して消えることはない。それは後悔として深く根ざしている。
しかし、それを引き摺っ...
GLOWFLY(24)【ザックラ】
真実の選択肢:24
否定的な感情と焦燥感。
それを必死に抑えながら過ごしていたザックスは、大きくなりすぎた焦燥感と、そこからあふれ出した猜疑によって、段々と自身の心を制御できなくなっていった。
焦燥...
GLOWFLY(23)【ザックラ】
真実の選択肢:23
とうとうドラッグの話に戻ったルヴィは、ザックスに渡したあの薬が、かつての実験の時とは違い、今回の実験用に新しく作られたものであるということを口にした。
但し、今ルヴィが話した一年前の実験の時とは...
GLOWFLY(22)【ザックラ】
真実の選択肢:22
「脱…って、まさか…」
「そうだ!お前と、それからクラウドのことさ。親切にもデータ付きで渡されたんだぞ、お前達の書類をな。世界のどこにいるとも分からないお前達を探せと、そう言うんだ。…まあ、案外...
GLOWFLY(21)【ザックラ】
真実の選択肢:21
「真実を見た気分はどう、ザク?」
どこか遠いところから聞こえたようなそんな言葉に、ザックスはぽつりと言葉を返す。それは最早、無意識に近い状態だった。
「…もう嫌だ」
「嫌?」
...
GLOWFLY(20)【ザックラ】
真実の選択肢:20
「待て、ザックス!」
そう呼び止める声が聞こえて、ザックスは咄嗟に瓶底オヤジを振り返った。
すると瓶底オヤジは、「ちょっと待ってろ」などと言って、何やら奥の方に姿を消していく。そして数分後...
GLOWFLY(19)【ザックラ】
真実の選択肢:19
しかしそんな瓶底オヤジも、暫くするとすっと床に視線を落として、ザックスと同じようにある事実を話し始めた。それは瓶底オヤジの過去であり、今迄一緒に住んでいてもザックスには語られなかった真実の記憶である。...
GLOWFLY(18)【ザックラ】
真実の選択肢:18
手の中にあるドラッグを見詰める。
残りは、僅か。
このドラッグを勧めてきたあの男のことを考えると、沸騰するような怒りが沸き出てきて、思わずそのドラッグを粉々に砕いてしまおうかと思...