ティーンズラブ小説「Cinderella」専用カテゴリです。

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<あらすじ>
ずっと男に間違えられながら生きてきたジュン。
女の子っぽいことには興味がない、恋愛だってしたことがない。
そんなジュンが、23歳にしてとうとう初恋をした。
しかもそれは、いきなりの同棲!
男だと思われなが...

CINDERELLA 【12:王子様の本性】
晴れて…というか、俺とアカネは付き合うことになった。
この事実を一応兄貴にも伝えておいたけど、兄貴はしきりと、あの時浜瀬を泊まらせたりしなければ良かったと嘆いてた。ほんと、よく言うよ。俺が女だってことを熟知して...

CINDERELLA 【11:YES】
茫然自失…まさにそんな気分。
俺はどっかの低脳ロボットになったみたいに、カタコトの言葉で仕事をしてた。多分俺のしゃべった言葉は全部カタカナだったろう。オキャクサマ、コチラデヨロシイデスカ…カタカタ、みたいな。
...

CINDERELLA 【10:魔法が切れた後】
ユリちゃんの電話番号を聞いて置いてよかった。
俺は迷った挙句にユリちゃんに電話して、その晩は泊めてもらうことにした。俺があんまりしょんぼりしてたからだろう、ユリちゃんは心配してくれたけど、全部を話したら、大丈夫...

CINDERELLA 【09:シンデレラ】
シンデレラっていう童話がある。かなり有名な童話だし、誰だって一回は読んだことがあるだろう。
シンデレラは不幸な星の元に生まれたけど、魔法の馬車とガラスの靴でパーティに出かけて、王子様の心を掴んだ。でも、12時に...

CINDERELLA 【08:距離とジレンマ】
最悪だった。
多分その日は、俺が知る中で一番最悪な日だった。
起きると既に昼過ぎで、頭がガンガンして、胃もムカムカするわ体はダルいわで俺は最悪のコンディションだった。何だかぼーっとする。それに加えてどうだ...

CINDERELLA 【07:デート】
俺の今までの人生の中で、これほどにまで早い一週間があっただろうか。そう思うくらい、その一週間は早々と過ぎていってしまった。
約束の日、俺は仕事を早引きさせてもらって、待ち合わせの1時間以上前からそわそわしながら...

CINDERELLA 【06:女という生き物】
なんで親は、俺を男に生んでくれなかったんだろう。俺はいつもそう思ってた。特別男になりたいとか思ってるわけでもないんだけど、男っぽく見られるし、女っぽいことが苦手だったり興味がなかったりするから、結果的に「男だったら楽だったの...

CINDERELLA 【05:赤禰という男】
「お名前は園部純さんで宜しいですか」
「はい」
「失礼ですが…性別は?」
「あ、女です」
「女性でいらっしゃいますね、大変失礼致しました、ありがとうございます」
俺の人生では、こういうや...

CINDERELLA 【04:ライブ】
ライブハウスというところに初めて行ったけど、そこはどうやら数あるライブハウスの中でも大きめのところらしかった。結構人がたくさんいるけど、やっぱり女の子が大半を占めてる。
可愛い人形みたいな服を着てる女の子。
...

CINDERELLA 【03:絶対勝てないこと】
アカネが帰ってくるのは夜遅くだ。
一応はまだ俺がおきてる時間に帰ってくるけど、大体顔を合わすのは少しだけ。それで次の朝は俺より早いんだから、本当にアカネはすごいって思う。そのくせ疲れた顔なんてまるで見せない。
...

CINDERELLA 【02:男の子、女の子】
『あんたは女の子なんだから、自分のことは「私」と言いなさい!』
そう何度も親に叱られてきたけど、俺は一向にそれを守らなかった。
学校にいるときでさえ俺と言い続けてきた。
自分のことを「僕」と...

CINDERELLA 【01:ばれちゃいけない秘密】
兄貴が住んでいたアパートに転がり込んだのは数ヶ月前のこと。
アパートといっても2LDKで結構良い感じの部屋なんだ。
兄貴と一緒に住むってのもどうかと思ったけど、仕事先はこっちにあるし、家を探す手間も省けるし、なんて思って...