*Frail Cage

FF7ヴィンセント×クラウドの長編小説「Frail Cage」専用のカテゴリです。

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Frail Cage(16)【ヴィンクラ】

16:二個の顔      本当に欲しいものを、手に入れたくなっただけだ。 それは最初、欲しいものなんかじゃなかった。 誰かが望んだもの、ただそれだけのものだった。 そしてそれを手に入れるためには――――...
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Frail Cage(15)【ヴィンクラ】

15:自分の心      クラウドが言った言葉。 “今度は俺を救ってくれよ”―――――その言葉にはまたもや条件があった。 しかし今度は少し単純なものだった。 条件は、毎日会うこと。 それは勿論、夜...
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Frail Cage(14)【ヴィンクラ】

14:異国の香      数日が過ぎて、ヴィンセントはやはりその決断を下した。“それ”とは勿論、夜のクラウドに会うことである。 しかし実際そうするには躊躇われる部分が多くあった。 その大方の理由は、自分自身に...
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Frail Cage(13)【ヴィンクラ】

13:終止の釘      良く晴れた日。 その日、ヴィンセントはクラウドとともに仲間の群れから抜け出した。 それは、中途半端に止まってしまった先日の会話の続きをするためである。 結局、クラウドにはまだ伝...
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Frail Cage(12)【ヴィンクラ】

12:純粋な顔      その日。 バレットのクラウドに対する一種の怒りは、とうとう爆発した。 それは勿論戦闘の事で、いつだか酒場でグチっていた内容そのものだった。 戦闘時に上の空の状態で立ち尽くしてい...
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Frail Cage(11)【ヴィンクラ】

11:暗闇の中      夜の闇の中。 ただじっと座って、目の前を通り過ぎる人々を見つめている。視界に入るのはその足元だけで、その足が自分の前で止まるか止まらないかが分かれ道だった。 けれど、自信はある。 ...
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Frail Cage(10)【ヴィンクラ】

10:必要の無      しん、と静まる夜の闇の中。 ベッドが激しく軋んでいた。 もう何度と無く重ねた体だったが、その日はいつもより激しさが増していた。 ヴィンセントの腕の中で腰をくねらすクラウドは、初...
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Frail Cage(9)【ヴィンクラ】

09:依頼の終      久々にゆっくり夕食をとる。 仲間をすべて集めての大袈裟な食事。その後、酒場に行こうと言い出したのは誰だったか。 誰しもが戦いの緊張感で疲れていたし、たまにはアルコールでさっぱり忘れて...
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Frail Cage(8)【ヴィンクラ】

08:質問の答      翌日、昼。 「どうしたの、ヴィンセント?」 そう声をかけられたヴィンセントは、声の主のほうに視線を向けた。 視線の先にあったのはティファの姿で、彼女は心配そうな表情をこちらに向...
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Frail Cage(7)【ヴィンクラ】

07:契約と溝      それは、例の酒場の地下の一室だった。 今、ヴィンセントの目前にはクラウドがいる。 夜の気質をしっかりと持ったクラウドが、誘惑の笑みを浮かべて身体を支配している。 それは約束だっ...
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Frail Cage(6)【ヴィンクラ】

06:契約と溝      クラウドと妙な契約を結んだヴィンセントは、その後クラウドがどう出るかと用心していたが、不思議な事にその夜は何も起こらなかった。 その代わり、クラウドはこんなことを言い出す。 「あんた...
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Frail Cage(5)【ヴィンクラ】

05:誘惑の瞳      また、夜がやってきた。   その夜ヴィンセントは、再度クラウドを追いかけるために宿の外で待機していた。 昼のクラウドに事情を説明して貰えないなら、夜のクラウドに聞くしか無い。直...
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Frail Cage(4)【ヴィンクラ】

04:視線の先      翌日。 ある戦いの最中、ティファの視線はすっとヴィンセントに向けられた。 ティファは、今しがたクラウドが受けた傷が、集中力の欠如からきているものだと判断したらしい。彼女の目は、その理...
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Frail Cage(3)【ヴィンクラ】

03:獣達の声    階下までの階段は短かった。 酒場からそう離れてもいない地下で、そういった行為が繰り広げられている―――それは醜悪でもあり、また滑稽でもあった。 最下層の床に足を付け、ヴィンセントは思わず顔をし...
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