物語コメント Frail Cage*物語コメント【ヴィンクラ】 Frail Cage*物語コメント(2002/12/09) 連載期間:2002/06/22~2002/12/10 *** とうとうFrail Cageも終了することができました。何だか感激している自分がおります... 2021.02.22 物語コメント*Frail Cage
*Frail Cage Frail Cage(24)【ヴィンクラ】 24:太陽の影 ガシャン。 そう音がして、籠は閉まる。 そしてその籠は、不要になった心の掃き溜めへと追いやられ、いつしか息を失う。 鳥籠は、もうどこにも無い。 ... 2021.02.22 *Frail Cage
*Frail Cage Frail Cage(23)【ヴィンクラ】 23:約束の意 朝になり、何か騒々しいと思ったら、その原因はクラウドだった。 ヴィンセントが仲間たちと朝の挨拶を交わし、出かける準備もすべて整ったという頃になっても、クラウドは部屋から出て来なかったのだ。... 2021.02.22 *Frail Cage
*CLEAR WARMTH CLEAR WARMTH-ALIVE-(5)【ツォンルー】 ツォンの腕は、そっとルーファウスの体を抱き寄せ、それをすっぽりと胸に包み込んだ。まるで抵抗の無い軽い体は、その胸の中で規則的な鼓動をしている。 「……私が死んでも、この神羅には数え切れないほどの社員達がいます。貴... 2021.02.15 *CLEAR WARMTH
*CLEAR WARMTH CLEAR WARMTH-ALIVE-(4)【ツォンルー】 その夜、ルーファウスはいつかの胸騒ぎに襲われていた。 それは徐々に強くなり、実際に胸が痛くなった。此処最近ではそれは普通に起こることだったが、それにしてもその日は本当に酷い感覚だった。 まるで――――、、 ... 2021.02.15 *CLEAR WARMTH
*CLEAR WARMTH CLEAR WARMTH-ALIVE-(3)【ツォンルー】 目の前には白い部屋が広がっていて、異臭が漂っている。 ツォンの体に流れ込む液体は、臓器を保つための栄養分、たんぱく質だと医者は言っていた。それを見つめながら、こんなもので命を繋いでいるツォンが、とてもとても強く思... 2021.02.15 *CLEAR WARMTH
*CLEAR WARMTH CLEAR WARMTH-ALIVE-(2)【ツォンルー】 早足で向かったそこは、医療関連の特別室だった。 そこはあまり良い印象が無い。 科学部門にも関連している場所なせいか、白い清潔なベットやシーツでさえ、何故か薄汚く見える。将来や研究のためとは言っても、そこでは... 2021.02.15 *CLEAR WARMTH
*CLEAR WARMTH CLEAR WARMTH-ALIVE-(1)【ツォンルー】 ドクドクドクと何かが体を駆け巡っている。 それは体を循環する血液だったか、それとも鼓動だったか。 それとも――――また、予感? 嫌な予感はもうたくさんだ、そう思う。思うけれど、そういった胸騒ぎからはも... 2021.02.15 *CLEAR WARMTH
*Frail Cage Frail Cage(22)【ヴィンクラ】 22:雲隠の月 “なあ、ヴィンセント。夜は同じ部屋で良いよな?” ―――――悪いが、遠慮する。 “買出しだって。一緒に行こう” ―――――誰か他の奴を連れていけばいい。 ... 2021.02.15 *Frail Cage
*Frail Cage Frail Cage(21)【ヴィンクラ】 21:繰返の夜 それを、受け入れること。 それは約束。 だから―――――破ってはいけない。 「たまには、前のようにどこか別の場所に行かないか?」 「ああ、そ... 2021.02.15 *Frail Cage
*CLEAR WARMTH CLEAR WARMTH(3)【ツォンルー】 俄か”社長”の顔に戻ったその口調に、ツォンは微笑んで「はい」と返す。それは揺らいだ心を固定させる大切な言葉で、その役割をしっかりと果たした。 もう、揺れはしない。 どんなに胸騒ぎがしようと、ルーファウスの本心が違おう... 2021.02.09 *CLEAR WARMTH
*CLEAR WARMTH CLEAR WARMTH(2)【ツォンルー】 ソファに腰を下ろしながらも上体は真横に反らされている―――その状態で、ツォンはルーファウスの要望に応える如く、口づけを繰り返していた。 とても不思議な関係だと思う。 だがそう思う反面、この日にこうして二人でいられる事... 2021.02.09 *CLEAR WARMTH
*CLEAR WARMTH CLEAR WARMTH(1)【ツォンルー】 胸騒ぎがしていた。 それは、もうずっと前からだったように思う。 確実なのは、セフィロスが敵という立場になって神羅から離れ、それを追うようになった頃にはもうこの予感があったという事。 しかし今日は、何でこんなにも... 2021.02.09 *CLEAR WARMTH
*CLEAR WARMTH CLEAR WARMTH<TOP>【ツォンルー】 インフォメーション ■SERIOUS●MORE LONG 厭な予感がする―――いかないでほしい。そう思うものの、神羅カンパニーの社長という立場から古代種の神殿にツォンを送りこむルーファウス。その前夜から神羅崩壊後にいたるまでの... 2021.02.09 *CLEAR WARMTH