*CRYSTAL LIFE CRYSTAL LIFE(4)【ツォンルー】 1st :04 不思議なことは、世の中にたくさんある。これもその一つだろうかと、たまに思うことがある。 それは“痛みがなくなる”こと。 どんなに辛い別れがきても、どんなに酷い苦痛があっても、それを感じたときと全... 2020.06.27 *CRYSTAL LIFE
*CRYSTAL LIFE CRYSTAL LIFE(3)【ツォンルー】 1st :03 ツォンと本音をぶつけあったその後、ルーファウスは更なる喪失感と空しさを感じていた。ツォンと一緒に生きていくことに、今の状況では意味が見出せないといった感じである。 何もかもが無い、けれどツォ... 2020.06.27 *CRYSTAL LIFE
*CRYSTAL LIFE CRYSTAL LIFE(2)【ツォンルー】 1st :02 体調が優れないから、そう言ってルーファウスが薬を常備し始めたのも無理のない話だった。少し休めばいいというツォンの言葉にも耳を傾けずにいたルーファウスは、結局、完全にダウンしてしまったのだ。 仕事を辞め... 2020.06.27 *CRYSTAL LIFE
*CRYSTAL LIFE CRYSTAL LIFE(1)【ツォンルー】 1st :01 小さな家の寄り集まった、小さな町。 昔あった巨大都市に比べたらとにかくそれは小規模で、これから何か発展があるとは思えない。しかしそれでもそこは平和だった。 静かで、平和で、皆が皆、同じレベルで生... 2020.06.27 *CRYSTAL LIFE
*CRYSTAL LIFE CRYSTAL LIFE<TOP>【ツォンルー】 インフォメーション ■SWEET●MORE LONG 神羅崩壊後、新しいスタートを切って慎ましい生活を送っていたルーファウスとツォン。お互い別々に仕事をこなしながら頼りあう二人だったが、ルーファウスの離職によりその均衡が崩れて... 2020.06.27 *CRYSTAL LIFE
*GLOWFLY GLOWFLY(15)【ザックラ】 神羅の影:15 そういった三人の空間は何度となく重ねられ、ザックスが思っていたような空間の維持は滞りなく守られていった。 三人は、共に話をし、共に笑う。 そこには、英雄という肩書きやソルジャーという地位、そし... 2020.06.27 *GLOWFLY
*GLOWFLY GLOWFLY(14)【ザックラ】 神羅の影:14 はあ、はあ…―――――息が、切れる。 家までを走って帰ったザックスは、いつもだったら瓶底オヤジにクラウドのことを聞くというのにそれすらせずに、バタンとドアを跳ね開けて二階へと駆け上がっていっ... 2020.06.27 *GLOWFLY
セフィクラ 一本の煙草(H2)【セフィクラ】 「はあ…はあ…」 疲れたような息遣いの中、クラウドはそっと目を開けた。 ちょっとでも顔を起こせば、そこにはセフィロスの顔がある。それでも何だか今は見る気分になれなかった。 きっとセフィロスは今の自分の一部始終を... 2020.06.23 セフィクラ
セフィクラ 一本の煙草(H1)【セフィクラ】 女ほどではないにしても、滑らかに指を吸い付かせるその肌は、セフィロスの行為を簡単に受け入れてくる。慣れは勿論あったけれど、そうする度にその肌は欲求を昂ぶらせた。 すぐに先ほどの続きをするように鎖骨に口付けると、その辺りを唾... 2020.06.23 セフィクラ
セフィクラ 一本の煙草(3)【セフィクラ】 一本の煙草。 それを箱から取り出したセフィロスは、口に咥えて火をつけた。シュッ、と音がして、息を吸い込むのと同時にパチパチと燃えていく。 それを見ながら、クラウドは疲れきった身体をソファの上で投げ出していた... 2020.06.23 セフィクラ
セフィクラ 一本の煙草(2)【セフィクラ】 セフィロスに呼び出されて部屋に行くと、その部屋は白く煙っていた。ふとテーブルの上の銀細工の灰皿を見ると、そこには山のように吸殻があった。 少しは片付ければ良いのに、と思いながらクラウドはそれを眺める。 「クラウド、今... 2020.06.23 セフィクラ
セフィクラ 一本の煙草(1)【セフィクラ】 インフォメーション ■SERIOUS●MEDIUM ★選 その煙草の苦味を分かりたいと思ってた…。 一本の煙草:セフィロス×クラウド 「オヤジ。煙草、くれよ」 街角でこじんまりしてる、薄汚れた店。... 2020.06.23 セフィクラ
ツォンルー 告白の木(4)【ツォンルー】 トゥルルル…! 「?」 と、その時。 地面に落ちたままの携帯電話がけたたましく鳴り響いた。 気力の全てを一気に失ったかのような状態だったルーファウスは、それが社用携帯であることも忘れ、... 2020.06.23 ツォンルー
ツォンルー 告白の木(3)【ツォンルー】 気が重かった。とにかく気が重くて仕方なかった。 いっそ言ってしまえば良いじゃないかと思う。 電話番号をなくしてしまったことをツォンに告げて、電話が繋がってしまうことが怖いと思っていたから登録できなかったと告白してしま... 2020.06.23 ツォンルー