●MEDIUM

ツォンルー

告白の木(3)【ツォンルー】

  気が重かった。とにかく気が重くて仕方なかった。 いっそ言ってしまえば良いじゃないかと思う。 電話番号をなくしてしまったことをツォンに告げて、電話が繋がってしまうことが怖いと思っていたから登録できなかったと告白してしま...
ツォンルー

告白の木(2)【ツォンルー】

  帰り道、ルーファウスは告白の木についてを考えていた。 最近はぼんやり考えこむことが多くなっていて、そういう時、あの告白の木は最良の場所だった。何せあそこは誰もいないし、その上、道行く人々の姿が良く見える。 少し寄って...
ツォンルー

告白の木(1)【ツォンルー】

インフォメーション ■SWEET●MEDIUM ツォンのプライベート携帯へどうしても電話できないルー様。 告白の木:ツォン×ルーファウス   今、携帯電話のディスプレイにはツォンの名前が表示されている。通話ボ...
ツォンルー

背中(3)【ツォンルー】

     ツォンとの関係は、切れることが無かった。それどころか、今までに増してその間隔は狭くなり、とうとう社長室での情事までに及んだ。 ツォンは俺の望む通り、スーツ姿のまま利口なやり方をし、優秀なことに最短で事を済ませる...
ツォンルー

背中(2)【ツォンルー】

  その夜、ツォンと会った。 場所は近場の高層ホテル。もちろん秘密裏に待ち合わせての逢引。 時刻は午後11時。 ツォンの相手は今頃、ツォンの帰りを待ちわびていることだろう。その男が家にも帰らずに向かっている場所が高...
ツォンルー

背中(1)【ツォンルー】

インフォメーション   ■SERIOUS●MEDIUM ★15↑ 不倫関係。妻帯主任×フェチルー。リブルー要素アリ。ネタ的に15禁指定♪ 背中:ツォン×ルーファウス   思いっきり甘えた猫撫で声。愛しさを丸...
ルドレノ

Buddy(4)【ルドレノ】

  ドン―――! そう音が響いたが、目を瞑ることはない。脅しや責めの為に放たれた音であっても、やったことに悔いが無ければ反省する必要性はないからだ。 だからレノは、怒りを顕にしたルードが壁を思い切り叩いても、特別何も思わ...
ルドレノ

Buddy(3)【ルドレノ】

  レノは神妙な顔つきをしているルードから視線を外すと、じゃあ帰ろうなどと言って服をしゃんとさせた。そうして早々に退散しようと身を翻したものだが、どうも相棒は動く気配がない。 おかしいな、そんなふうに振り返ったレノの目に映った...
ルドレノ

Buddy(2)【ルドレノ】

  ………かちかちクラスト生地……… ………電流みたいにビリッて効く高めのやつ……… ………スパイスたっぷり、でもってでかいスパイスも一つ……… ………注文は19:00………   コンクリートと機械で出来た腐...
ルドレノ

Buddy(1)【ルドレノ】

インフォメーション ■SERIOUS●MEDIUM レノのメールはルードにとって大きな物を意味していた。 Buddy:ルード×レノ   「っちい…」 何だか熱い気がして、体に覆い被さっていた毛布を足でザ...
ツォンルー

UNITEND(3)【ツォンルー】

  「…準備万端か?」 唇を離した後、それでも息のかかる至近距離で、ルーファウスはそう言った。準備…といっても今すぐと言われたからには準備も何もない。というよりできない。 とりあえずツォンはそれに「はい」とだけ返すと、既...
ツォンルー

UNITEND(2)【ツォンルー】

  ツォンが帰宅したのは、ルーファウスがその家についてからゆうに3時間は経過した後だった。 区切りの良いところで急いで帰ってきたものの、さすがに当初の予定から3時間も経過しているとなれば気が滅入る。あのルーファウスの期待したよ...
ツォンルー

UNITEND(1)【ツォンルー】

インフォメーション ■SWEET●MEDIUM ★18↑ ツォン宅一泊の旅!ともかくラブラブです♪ 
ツォンルー

pattern(3)【ツォンルー】

  ――――――――…最悪。 想像だけで疲れてしまったツォンは、それだけは阻止せねばとルーファウスに向かって否定の言葉を向けた。 「駄目です。今日は帰ります」 それから無駄と分かっていても一言こう付け加える。 ...
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