ファン小説

*CLEAR WARMTH

CLEAR WARMTH-ALIVE-(3)【ツォンルー】

    目の前には白い部屋が広がっていて、異臭が漂っている。 ツォンの体に流れ込む液体は、臓器を保つための栄養分、たんぱく質だと医者は言っていた。それを見つめながら、こんなもので命を繋いでいるツォンが、とてもとても強く思...
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CLEAR WARMTH-ALIVE-(2)【ツォンルー】

    早足で向かったそこは、医療関連の特別室だった。 そこはあまり良い印象が無い。 科学部門にも関連している場所なせいか、白い清潔なベットやシーツでさえ、何故か薄汚く見える。将来や研究のためとは言っても、そこでは...
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CLEAR WARMTH-ALIVE-(1)【ツォンルー】

    ドクドクドクと何かが体を駆け巡っている。 それは体を循環する血液だったか、それとも鼓動だったか。 それとも――――また、予感? 嫌な予感はもうたくさんだ、そう思う。思うけれど、そういった胸騒ぎからはも...
*Frail Cage

Frail Cage(22)【ヴィンクラ】

22:雲隠の月      “なあ、ヴィンセント。夜は同じ部屋で良いよな?” ―――――悪いが、遠慮する。   “買出しだって。一緒に行こう” ―――――誰か他の奴を連れていけばいい。   ...
*Frail Cage

Frail Cage(21)【ヴィンクラ】

21:繰返の夜      それを、受け入れること。 それは約束。 だから―――――破ってはいけない。       「たまには、前のようにどこか別の場所に行かないか?」 「ああ、そ...
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CLEAR WARMTH(3)【ツォンルー】

  俄か”社長”の顔に戻ったその口調に、ツォンは微笑んで「はい」と返す。それは揺らいだ心を固定させる大切な言葉で、その役割をしっかりと果たした。 もう、揺れはしない。 どんなに胸騒ぎがしようと、ルーファウスの本心が違おう...
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CLEAR WARMTH(2)【ツォンルー】

  ソファに腰を下ろしながらも上体は真横に反らされている―――その状態で、ツォンはルーファウスの要望に応える如く、口づけを繰り返していた。 とても不思議な関係だと思う。 だがそう思う反面、この日にこうして二人でいられる事...
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CLEAR WARMTH(1)【ツォンルー】

  胸騒ぎがしていた。 それは、もうずっと前からだったように思う。 確実なのは、セフィロスが敵という立場になって神羅から離れ、それを追うようになった頃にはもうこの予感があったという事。 しかし今日は、何でこんなにも...
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CLEAR WARMTH<TOP>【ツォンルー】

インフォメーション ■SERIOUS●MORE LONG 厭な予感がする―――いかないでほしい。そう思うものの、神羅カンパニーの社長という立場から古代種の神殿にツォンを送りこむルーファウス。その前夜から神羅崩壊後にいたるまでの...
*Frail Cage

Frail Cage(20)【ヴィンクラ】

20:回想の時        こんな戦いの最中だというのに、ティファはころころと笑うようになった。 ある日、ヴィンセントはそんな彼女に呼び出された。 こうして呼び出されて話を聞くのは、最初のあの夜以来で...
*Frail Cage

Frail Cage(19)【ヴィンクラ】

19:解決の法      目前のクラウドを否定できず、日々は過ぎていた。 ヴィンセントは心のどこかで彼を否定していたが、それでも表面的にそういった感情は出さなかった。もしそんなことをすればどうなるか、ヴィンセントに...
セフィクラ

皮膚の下(3)【セフィクラ】

  俺は臆病になっていく自分を感じてた。 セックスがしたいと思ってもそれを口に出すことが恐くなった。 もしTPOを間違えてセフィロスが嫌悪感を抱いたら、俺は皮膚を失ってしまう。呼吸ができない。 そう思うと恐くてお願...
セフィクラ

皮膚の下(1)【セフィクラ】

インフォメーション ■SERIOUS●MEDIUM★18↑ いつも皮膚を求めてた。ザックラ要素有。ネタ的に18禁です♪  皮膚の下:セフィロス×クラウド   「ねえ大好きだよ。だから…抱いて?」 誘い文...
セフィクラ

皮膚の下(2)【セフィクラ】

  セフィロスにも会えなくて、残念ながらザックスも用事があるような日。 そんな日でも寂しさってのは容赦なく襲ってくる。 そういう日は仕方なく独りきりで部屋の中で蹲る。 そうしている間にも寂しさが蔓延していつか窒息し...
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