CRYSTAL LIFE*物語コメント(2003/02/01)
お疲れ様でしたっ♪
いやはや…何故か長くなってしまった物語であります。そして結構恋愛を全面に出した感じだったと思いますが、いかがだったでしょうか??
当初このお話は本当に短い話として書き出したものでした。ところが、書いていくうちに勝手な展開になっていき、二人は別れてしまうし、世界は変動してしまうしで、書いている自分の方が「どうなるのかなあ」などと思ったりしていました(笑)
この話を書き出したとき、とにかく頭にあったのが「ED後」ということです!
二人が生き続けるというのは再三書いているけれど、神羅復興ナシにルー様が生きていくとしたらどうなってしまうのだろう…というのがありました。
この話のルー様は何故か肉体労働をしていますが、きっともっと違うことをされるのじゃないかと…はい!
ルー様が最初の部分で言っていた「後遺症だな」という台詞は多分、全体に関わることじゃないかなと思います。
最後まで神羅という言葉が出てくる時点で後遺がある状態…結局過去は変えられない。そういう過去があり、かなりギャップのある現実がある。そして恋愛だけが続いているものである。
もし神羅が続いていたら、あの時点で二人が別れることも無かったのだと思うのですっ! 環境が変わったから分かった部分があり、そして別れてから気付いた部分があるといった感じです。
しかし今回は夫婦的な感情もあったかなあと思ったりしました。ツォンさんは生活を守りたくて、ルー様は個人の感情を守りたかったというのは、「生活のために稼いでる」「もっと構って」という、よく耳にする現実に似てるかな、と…(笑)
ただ二人は男同士なので、「誰かを守りたい」という感情が両方にあるという形で考えています!
ルー様は働くことをストップされて「生活を支える事」もできず「自分だけ置いていかれる」ような感覚があり、二人で働いていた頃よりツォンさんが生き生きしている」という事に、ある種の嫉妬があったという感じです。
つまりツォンさんの「生活を守りたい」というのはルー様にもあった感情であり、共働きの時は勿論、ルー様の心にもそれがあったわけであります。
言葉を変えれば、それが出来る人間なのに規制され、まるでそういう事はできなくても良い、といわれている感じ…何ていうか、できないと言われているのと同じかもしれないです。
しかしっ!
そういう部分を書いてしまうと、またツォンルー特有の痛い現実を掘り下げて書く事になってしまうので、今回はあくまでも恋愛重視ということでやめておきましたv
そんな訳で、今回の話はどちらがどう悪いということも無い感じがします。
ツォンさんの方が悪いようにも見えるけど、ツォンさんは本当にルー様が好きで、守っていたくて、辛いことは全部自分が請け負います、と言えるくらいに大事だったということであります。
けれどそういう普通の恋愛感情が、神羅の存在によって猜疑心を生んだ。主従から生まれた関係だから、そうなってしまうのではないか…というふうに…はい。
でももっと複雑なのは、再会してからかもしれません。
立場逆転したツォンさんを見たとき、ルー様の中には勿論もっとドロドロした感情があったはずだろうと思うのですが、やはりその辺も書かずにおきました。多分本当は、敗北感みたいなものってあったと思うのですっ。
それは恋愛的にじゃなくって、立場的に、プライド的にという事でです。
そう考えると今回、描くのをセーブしてる部分が結構多いかも…!?(笑)
それにしても、ツォンさんもルー様も、いつもとちょっと違って楽しかったです♪
ツォンさんがルー様を襲った時は自分でもびっくりでしたが(笑)、ルー様は強いような弱いような、不思議な感じでした。
最後は本当は、あの企業を潰していくところまで書こうと思っていたのですが、その先あまり想像しても楽しいシーンが無さそうだったので(おいおい)リタイアしましたっ。
何はともあれ、ツォンルー長編でした♪
もっと素敵なお話が書けると良いなあと思いつつ、ツォンルーはどことなく痛い話が多くなりそうな予感であります。良いのか、自分…!?(疑)
2003/02/01
2020年の再アップコメント
此処までお付き合い下さった方がいらっしゃいましたら、本当にありがとうございました!
ツォンルー長編は「痛め・辛め・暗め」の3拍子揃ったものが異様に多いので(笑)、そこに突入する前にちょっと明るめの絶対的恋愛のツォンルーを!と思いまして、この話をアップしました。
この話は2003年に書いたものなのですが、このときまだ「ルー様やツォンさんは本編後に死んだのだろう」と予測していた時期でしたので、そもそも本編後に二人が生きているという設定自体が珍しいものでした。
いまはACやDCが出たあとなので、ルー様がその財力と人間力で世界再建に着手していることは明らかとなりましたが、このときは「もし二人が生きていて、神羅再建に着手しなかった場合はどう生きるのだろうか?」というのが妄想ポイントだったのです。
しかし…やはりルー様は生まれながらの社長という感じがして、一般労働を想像すると不思議な感じがするな~と思いましたね!やっぱルー様は社長が似合う!
ところで、当時のコメントには書いていませんが、この話では「神羅=悪」のイメージで描いています。
なので、「神羅の模倣会社=悪」ということで、2人はこの悪の再臨を防ごうとしていて、お互いへの愛情が籠ったパスワードこそがその悪を防いだ、という形になっています。
なんだかわかりにくかったかなあ…と心配になったので、思わず追記です! コメント内で解説するなというはなしですが、もはやDEEPZ MODEの仕様なのですみませんっ!(笑)
そろそろ痛めのをアップするかもしれませんが…よろしくお願いいたします!
2020/07/10
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