■SWEET

*STRAY PIECE

STRAY PIECE(3)【ツォンルー】

03:リスタートの口実     神羅カンパニーでの一日は、今やルーファウスにとっては意味のない一日だった。 取り敢えず与えられた仕事をこなしはするが、それ以上のことはする気にならない。 例えば副社長として自発...
*STRAY PIECE

STRAY PIECE(2)【ツォンルー】

02:盗み損ねた心、愛し損ねた心     「要らないの、これ。美味しいのに」 「え…?」 突然そんな言葉を受けて、ツォンははっと我に返った。 どうやら何時の間にか考え事をしていたようで、人前だというのに...
*STRAY PIECE

STRAY PIECE(1)【ツォンルー】

01:スイートルームの薄っぺらな愛情   幸せというものは、どこから作られて、どこまで続くのだろう。 それは目に見えなくて、気付かないうちに指の先から零れ落ちてしまうから。 誰か――――教えて。 求めれば求め...
ツォンルー

ここにいる(3)【ツォンルー】

    スペアキーで家に入り、ツォンの帰宅を待ちながら寝に入る。そんな日々が緩やかに続いていた。 以前は神羅内で少し顔を合わせる機会もあったものの、今はそれすらない。それは何だか少し寂しかったものである。 痺れをき...
ツォンルー

ここにいる(2)【ツォンルー】

    闇が覆う部屋で、言葉だけが交錯していた。 そこは、ある組織の司令室である。殺伐とした部屋の中で、時計の針の進む音だけが鳴り響いていた。 時刻は午前1:00。 今この部屋には数十名の組織員がいる。どれも...
ツォンルー

ここにいる(1)【ツォンルー】

インフォメーション ■SWEET●MEDIUM 他でもないツォンの言葉だったから、信じていたいんだ。 ここにいる:ツォン×ルーファウス   初めて口付けを交わしたときのことを、覚えている。 ほんの少し試すみたいに...
ツォンルー

愛鍵(3)【ツォンルー】

    翌日。何だか映画みたいな昨晩が忘れられなくて、ツォンは珍しくぼうっとしていた。 昨日あんなふうに過ごしたばかりだから、ルーファウスと次にデートをするのはもう少し先の話である。 それでも今日は、社内で「おはよ...
ツォンルー

愛鍵(H)【ツォンルー】

  甘い雰囲気のままにソファになだれ込んだ二人は、体勢が変わっても同じようにみつめあっていた。 こんなふうに甘い雰囲気になるのは久々で、もう少し浸っていたいような気持ちにさせる。しかし、このまま時を過ごすには、やはり時間がたり...
ツォンルー

愛鍵(2)【ツォンルー】

  そんな食事が終わり、さて帰ろうとなったとき、やはりルーファウスはお決まりパターンでこう零した。 「まだ帰りたくないな…」 ルーファウスがそう言うときは大体、車内である。 夜の静けさの中、車内灯もつけぬままにそう...
ツォンルー

愛鍵(1)【ツォンルー】

インフォメーション ■SWEET●MEDIUM ★選 合鍵が欲しいと言うルー様。だけど使う気配は0…!? 愛鍵:ツォン×ルーファウス   「合鍵が欲しい!」 唐突そうせがんできたルーファウスに、ツォンはビックリし...
物語コメント

CRYSTAL LIFE*物語コメント【ツォンルー】

CRYSTAL LIFE*物語コメント(2003/02/01) お疲れ様でしたっ♪ いやはや…何故か長くなってしまった物語であります。そして結構恋愛を全面に出した感じだったと思いますが、いかがだったでしょうか??当初このお話は...
*CRYSTAL LIFE

CRYSTAL LIFE(14)【ツォンルー】

3rd :06   ツォンが与えられたマンションの一室で、久方ぶりに身体を重ねあった。あの荒れた日以来の触れ合いだったと思う。あの時とは格段に違う優しい手つきの中で、二人は眠りについた。 しかし問題は今。正にこれからのこ...
*CRYSTAL LIFE

CRYSTAL LIFE(13)【ツォンルー】

3rd :05   「違う、そうじゃない。貴方はちゃんと覚えていた。崩壊した神羅を受け入れて、それでも過去は捨てなくてはいけなくて…その中でも知っていたはずです。神羅にその気持ちを託してそれが叶わなかったとしても、今だってあの...
*CRYSTAL LIFE

CRYSTAL LIFE(12)【ツォンルー】

3rd :04     暫く何も無かったように食事をしていたが、それもそろそろ飽きたという頃になって、ルーファウスは立ち上がった。 隣に座っている町長に、そろそろお暇します、と一言告げると、明日のスケジュールなどを...
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