ツォンルー ここにいる(3)【ツォンルー】 スペアキーで家に入り、ツォンの帰宅を待ちながら寝に入る。そんな日々が緩やかに続いていた。 以前は神羅内で少し顔を合わせる機会もあったものの、今はそれすらない。それは何だか少し寂しかったものである。 痺れをき... 2020.07.28 ツォンルー
ツォンルー ここにいる(2)【ツォンルー】 闇が覆う部屋で、言葉だけが交錯していた。 そこは、ある組織の司令室である。殺伐とした部屋の中で、時計の針の進む音だけが鳴り響いていた。 時刻は午前1:00。 今この部屋には数十名の組織員がいる。どれも... 2020.07.28 ツォンルー
ツォンルー ここにいる(1)【ツォンルー】 インフォメーション ■SWEET●MEDIUM 他でもないツォンの言葉だったから、信じていたいんだ。 ここにいる:ツォン×ルーファウス 初めて口付けを交わしたときのことを、覚えている。 ほんの少し試すみたいに... 2020.07.28 ツォンルー
ツォンルー 愛鍵(3)【ツォンルー】 翌日。何だか映画みたいな昨晩が忘れられなくて、ツォンは珍しくぼうっとしていた。 昨日あんなふうに過ごしたばかりだから、ルーファウスと次にデートをするのはもう少し先の話である。 それでも今日は、社内で「おはよ... 2020.07.16 ツォンルー
ツォンルー 愛鍵(H)【ツォンルー】 甘い雰囲気のままにソファになだれ込んだ二人は、体勢が変わっても同じようにみつめあっていた。 こんなふうに甘い雰囲気になるのは久々で、もう少し浸っていたいような気持ちにさせる。しかし、このまま時を過ごすには、やはり時間がたり... 2020.07.16 ツォンルー
ツォンルー 愛鍵(2)【ツォンルー】 そんな食事が終わり、さて帰ろうとなったとき、やはりルーファウスはお決まりパターンでこう零した。 「まだ帰りたくないな…」 ルーファウスがそう言うときは大体、車内である。 夜の静けさの中、車内灯もつけぬままにそう... 2020.07.16 ツォンルー
ツォンルー 愛鍵(1)【ツォンルー】 インフォメーション ■SWEET●MEDIUM ★選 合鍵が欲しいと言うルー様。だけど使う気配は0…!? 愛鍵:ツォン×ルーファウス 「合鍵が欲しい!」 唐突そうせがんできたルーファウスに、ツォンはビックリし... 2020.07.16 ツォンルー
セフィクラ 一本の煙草(H2)【セフィクラ】 「はあ…はあ…」 疲れたような息遣いの中、クラウドはそっと目を開けた。 ちょっとでも顔を起こせば、そこにはセフィロスの顔がある。それでも何だか今は見る気分になれなかった。 きっとセフィロスは今の自分の一部始終を... 2020.06.23 セフィクラ
セフィクラ 一本の煙草(H1)【セフィクラ】 女ほどではないにしても、滑らかに指を吸い付かせるその肌は、セフィロスの行為を簡単に受け入れてくる。慣れは勿論あったけれど、そうする度にその肌は欲求を昂ぶらせた。 すぐに先ほどの続きをするように鎖骨に口付けると、その辺りを唾... 2020.06.23 セフィクラ
セフィクラ 一本の煙草(3)【セフィクラ】 一本の煙草。 それを箱から取り出したセフィロスは、口に咥えて火をつけた。シュッ、と音がして、息を吸い込むのと同時にパチパチと燃えていく。 それを見ながら、クラウドは疲れきった身体をソファの上で投げ出していた... 2020.06.23 セフィクラ
セフィクラ 一本の煙草(2)【セフィクラ】 セフィロスに呼び出されて部屋に行くと、その部屋は白く煙っていた。ふとテーブルの上の銀細工の灰皿を見ると、そこには山のように吸殻があった。 少しは片付ければ良いのに、と思いながらクラウドはそれを眺める。 「クラウド、今... 2020.06.23 セフィクラ
セフィクラ 一本の煙草(1)【セフィクラ】 インフォメーション ■SERIOUS●MEDIUM ★選 その煙草の苦味を分かりたいと思ってた…。 一本の煙草:セフィロス×クラウド 「オヤジ。煙草、くれよ」 街角でこじんまりしてる、薄汚れた店。... 2020.06.23 セフィクラ
ツォンルー 告白の木(4)【ツォンルー】 トゥルルル…! 「?」 と、その時。 地面に落ちたままの携帯電話がけたたましく鳴り響いた。 気力の全てを一気に失ったかのような状態だったルーファウスは、それが社用携帯であることも忘れ、... 2020.06.23 ツォンルー
ツォンルー 告白の木(3)【ツォンルー】 気が重かった。とにかく気が重くて仕方なかった。 いっそ言ってしまえば良いじゃないかと思う。 電話番号をなくしてしまったことをツォンに告げて、電話が繋がってしまうことが怖いと思っていたから登録できなかったと告白してしま... 2020.06.23 ツォンルー