*STRAY PIECE STRAY PIECE(65)【ツォンルー】 65:黒幕は誰だ? 走り続けたせいで息がぜえはあと切れていた。 それでも敵を追い詰めることが出来れば、息なんて絶えても良い。 そう思いながら走り続けて中庭にまで身を躍らすと、その広大な... 2021.01.08 *STRAY PIECE
*STRAY PIECE STRAY PIECE(64)【ツォンルー】 64:小さな手に引かれて 誰かに手を引かれている。 暗がりの中でルーファウスが理解したのはその感覚だった。 レノはあの金髪の男に向かっていったのだから、この手はレノの手ではない。勿論... 2021.01.03 *STRAY PIECE
*STRAY PIECE STRAY PIECE(63)【ツォンルー】 63:金髪の悪童 立食パーティである為に、恐ろしいほどの人垣が出来ている。 それなのにそこだけ奇異に感じたのは、そのテーブルにだけ“普通ではないもの”が置いてあったからだろう。 普通... 2021.01.03 *STRAY PIECE
*STRAY PIECE STRAY PIECE(62)【ツォンルー】 62:情報共有 「何てことをしたんだ!分かってるのか、お前は“身辺”警護なんだぞ!今回の件は確かに個人的な依頼だったかもしれないが、内容としては任務のそれに匹敵しているんだ。そのくらい分かるだろ... 2020.12.16 *STRAY PIECE
*STRAY PIECE STRAY PIECE(61)【ツォンルー】 61:焦燥と遭遇と 会場は俄かざわめいていた。 先ほど響いた破壊音が問題だったのだろう、VIP達は顔をしかめながら口々に何かを囁きあっている。 そんな不穏な雰囲気を払拭すべくプレジデ... 2020.12.16 *STRAY PIECE
*STRAY PIECE STRAY PIECE(60)【ツォンルー】 60:潜入 「すみません、マダム」 眼前のメイドが申し訳なさそうにそう言って頭を下げてくるのを、マリアは悠然と笑いながら躱す。 マダムなどと呼ばれる身分ではないのだが、此処はそれを貫き通... 2020.12.16 *STRAY PIECE
*STRAY PIECE STRAY PIECE(59)【ツォンルー】 59:不審な音 ほんの一瞬だった。 ツォンの姿を見たような気がしたのはほんの一瞬のことで、それはすぐさま姿を消してしまったものである。 しかしそれでもレノがその曖昧な視覚情報を元にツォン... 2020.11.30 *STRAY PIECE
*STRAY PIECE STRAY PIECE(58)【ツォンルー】 58:レノの離席 そんなことをつらつら考えながら適当に会話をしていたレノの前で、パティシエとドクターがふっと動きを変えた。 二人は純血種の耳元で何かを囁くと、小さく礼をし、ルーファウスとレノに対しても同じように会... 2020.11.30 *STRAY PIECE
*STRAY PIECE STRAY PIECE(57)【ツォンルー】 57:純血種とパティシエとドクターと バットタイミングだ、そう思って振り返った先にいたのは例の純血種の男で、彼は一際ぴしりとしたタキシードに身を固め爽やかな笑顔を浮かべていた。 「ルーファウスさん、お久しぶりです... 2020.11.30 *STRAY PIECE
*STRAY PIECE STRAY PIECE(56)【ツォンルー】 56:パーティ開始 それはどうやらパーティの始まりを告げる鐘の音であるらしく、その音と同時に主賓であるプレジデント神羅が姿を現す。 その姿が見えた瞬間、会場からは当然のように大きな拍手がおこり、その場は俄か一体感... 2020.11.30 *STRAY PIECE
セフィクラ ETERNITY(3)【セフィクラ】 午後の訓練の後、ザックスと会った。 それは偶然だったけど、俺をとても複雑な気分にさせた。 ザックスからはあの香りがしていたから――――。 他人の話題を出すのはザックスに悪いと思ったけど、俺は無意識にそ... 2020.11.30 セフィクラ
セフィクラ ETERNITY(2)【セフィクラ】 とうとう…言ってしまった。真っ白だった。 そう言って…返ってくる言葉次第で、もう俺はセフィロスと一緒にいられなくなるのに。 だけどそんな事、考えられなかった。 今が苦しいんだ。 俺はこの時、一体どんな表情... 2020.11.30 セフィクラ
セフィクラ ETERNITY(1)【セフィクラ】 インフォメーション ■SWEET●MEDIUM あの香りが漂うと思い出す…あの部屋と、あの笑顔。 ETERNITY:セフィロス×クラウド すれ違う長い綺麗な銀髪。 “おはよう” いつもなら普通... 2020.11.30 セフィクラ
ツォンルー 密かな願い(3)【ツォンルー】 「ルーファウス様、そろそろ良いですよ」 何がどう良いのかはこの際置いておいて、ともかくツォンはそう言ってルーファウスの指を引き抜いた。 そうしてからその身体を抱き寄せると、優しい仮面を被って抱きすくめたりする。しかし... 2020.11.28 ツォンルー